竹取物語

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シニアのかぐや姫が語る、日々の出来事・感じた事など・・・。

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2006.07.05 Wednesday

「永平寺おでかけ号」で 永平寺へ

山中温泉から直通バス「永平寺おでかけ号」で、曹洞宗大本山・永平寺へ。バス
樹齢600年を超える老杉に囲まれた約10万坪に、大小70余りの建物が立ち並ぶ。
中でも、山門・仏殿・僧堂・庫院・東司・浴室・法堂の「七堂伽藍」は日々の修行に欠かすことの出来ない重要な建物。
僧堂・東司・浴室は三黙道場といって一切の私語が禁止される。
多くの修行僧が、約750年前に道元禅師の定められた作法に従って、禅の厳しい修行の日々を送っている。。。
その修行の中心は坐禅であるが、食事・就寝に至る生活の全てが修行であるという。

「傘松閣」の1階で寺内の説明や参拝の注意を受けた後、昭和5年当時の著名画家による230枚の美しい花鳥画の天井絵がある2階「絵天井の大広間」を見て、回廊を順序に従っての拝観で、七堂伽藍はじめ主な建物が回廊によって合理的に結ばれている事を知る。
風雪の厳しい深山での修行場でもあり当然のこと・・・
その回廊は塵一つ無く、磨き上げられている。びっくり

山門  回廊 外
回廊 内

「僧堂」
「坐禅堂」とも呼ばれるこの建物は坐禅・食事・就寝に至る修行の根本道場。
堂は燻蒸中(害虫の?)とかで密封されていて、見る事が出来なかった。

丁度昼時、庫院の方から袱紗に包んだ何かを捧げ持って来る、10人ほどの若い修行僧と回廊で出会った。 墨染めの法衣をまとって静かに歩く姿は凛々しく美しかった。
持っていた物は食器を袱紗に包んだ「応量器」と呼ばれる物であろうか??

「庫院」
玄関右側の柱に名物「大すりこぎ」が掛かっている。
明治35年、仏殿改築時の地突き棒を、すりこぎに仕立てたものだそう。 長さ4m、太さ1m・・・大きくてビックリ! びっくり
門前の土産物店で山椒のすりこぎ、すりこぎ羊羹が売られていた訳が判明。
大すりこぎを見て、振り返ると時報の合図などとして打ち鳴らす雲形の青銅製の「雲版」がかかっている。

大すりこぎ

大すりこぎ

雲版

「祠堂殿」
長さ18m、重さ250kgの「大数珠」が掛かっている・・・大きくてビックリ! びっくり
何方かが奉納されたのでしょうか??

大数珠

「鐘楼堂」
「除夜の鐘」で有名な大梵鐘(重さ約5t)は一日に朝・昼・夕方・夜の4回、修行僧が撞く。。。

鐘楼堂

永平寺の「中食」(ちゅうじき)
本格的精進料理に興味があり、食してみたくて問い合わせると、団体30名以上で要予約とのこと。 宿泊して坐禅修行を受ければ叶うようだが・・・無理と諦める。

参拝後、門前の食堂で精進料理風(?)をいただき帰路につく。。。お土産は「永平寺そば」と「ごま豆腐」。
(7月2日)

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