門司港から女船長さんの連絡船で関門海峡5分、下関唐戸桟橋へ。
下関は古くから外交、交通、経済の拠点として栄えた港町。
源平合戦、明治維新の下関戦争、日清講和条約締結など、日本の歴史において数々の重要な舞台となってきた、そうした史跡が数多く残っている。
また、金子みすゞ(童謡詩人)など文学・芸能人ゆかりの史跡も多い。
水揚げ高全国一を誇る「フク」の町、縁起をかつぎ「フグ」を「フク」と呼ぶ。
赤間神宮
源氏と平家の合戦に敗れ、わずか8歳で壇之浦に入水された安徳天皇を祀る神社。
壇之浦を望む水天門は鮮やかな竜宮造り、「海の中にも都はある」という二位の尼の願いを映したものといわれる。
菊のご紋の水天門を額縁にして、門司の風師山、海峡を往く船を撮ってみた。
亀山八幡宮
貞観元年(859)の創建と伝わる古社で、「関の氏神」として親しまれている。
世界最大のふくの銅像、毛利藩の亀山砲台跡など多くの史跡がある。
旧下関英国領事館(国指定重要文化財)
明治39年(1906)完成の赤煉瓦造り。
国内で領事館として建てられたものの内、現在も残っている最古の建物。
英国人技師の設計によるもので、室内には7カ所に暖炉があり、マントルピースやタイルはアール・ヌーヴォー調の意匠で優れている。
旧秋田商会ビル
大正4年(1915)秋田商会の事務所兼住宅として建てられた、西日本初の鉄筋コンクリート造りのビル。
1階は洋風の事務所空間、2・3階は和風の書院造の居住空間になっている。
屋上には日本庭園と茶室がある和風折衷の珍しい建物。
下関南部町郵便局
明治33年(1900)建築の現存する下関最古の西洋建築で、現役郵便局として国内最古のもの。 赤い旧型ポストが目に付きます。
海峡ゆめタワー (海峡メッセ下関)
平成8年(1996)7月に関門海峡のランドマークとして誕生。
シースルーエレベーターで70秒。。。 西日本一の高さを誇る143mの展望室からは360度の雄大なパノラマが一望に広がる。
また、季節、曜日、時間ごとに違った色でのライトアップは必見!
眼下に巌流島が見渡せるが、島には樹木も少なく公園化されているようで、武蔵と小次郎の対決の様子が偲ばれ難い。(数度の埋め立てで当時の6倍になっているとのこと)
唐戸市場
門司から唐戸桟橋に着いたのは昼過ぎ、近くの卸売市場「活きいき唐戸市場」にて昼食。
人だかりしている一画にはお寿司屋さん。 さすがに新鮮なネタのお寿司、お酢があまり効いていなくてワサビも別付けのシャリだったけれど、生臭みが無くて美味であった。 白味噌仕立てのふく汁(400円)もなかなかのお味! (3月30日)