竹取物語

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2005.11.20 Sunday

国宝 「源氏物語絵巻」

ダイヤ徳川美術館(名古屋市) 開館70周年記念特別展

徳川美術館・五島美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」19場面や断簡類が全面公開されました。(11/12〜12/4)

絵は、屋根を取り去り屋内が覗き込めるように描く「吹抜屋台」の構図。
料紙に墨書きの下図を描き彩色し、さらに顔、衣、調度などの図様を描き起こす「作り絵」。 
人物の顔は、「引目鈎鼻」と言われる同じ描き方であるが、緻密な画面構成・色彩効果によって、各場面の情趣、人物の心理がよく表現されていると言われる。

詞書は、流麗な連綿体の書風他で書かれ、使用された料紙には美しい装飾がされていて、絵・書と一体となって900年の歳月を経た現在も、王朝の貴人たちの雅な世界を伝えています。

絵は、歳月による傷み、汚れ、褪色(岩絵具はよく残っている)剥落などがあっても、古色の趣があり魅了されます。
額装された絵は、約22×38〜49(cm)で意外と小さい。

この目で、念願の国宝「源氏物語絵巻」を見ることが出来て大感激!


スペードよみがえる「源氏物語絵巻」

今年の秋、徳川美術館・五島美術館に所蔵されている、国宝「源氏物語絵巻」の19場面の復元模写が完成、その様子はNHKで放映されました。
できうる限り原本と同一素材・同一技法で製作すると言う基本理念のもとに模写がされたそうです。

今回は、「蓬生」をはじめ 9場面の絵を見ることが出来ました。
まばゆいばかりの鮮やかな色彩、図様が細やかに再現されていて、
息をのむ美しさ!
現代の画家たちが製作したこれらの作品は、1000年先にはどのようになっているでしょう?


柏木二 復元模写 よみがえる「源氏物語絵巻」図録より

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